2012年11月4日日曜日

通力(つうりき、何事にも通じる自在な力)

いずれか極めんとたしかに思い取って(何としても極めようと固く決意し)、朝鍛夕錬して、磨きおおせて後、独り自由を得、おのずから奇特(人並み優れた力量)を得、通力(つうりき、何事にも通じる自在な力)不思議ある所、是、兵として法をおこなう息(兵法を修行する心意気)なり。
(五輪書 火の巻前文 「五輪書」の術理探求 武田重寿著)

実(まこと)の時(実戦、殺し合い)のない現代においても兵法を学ぶ目的は、この通力、何事にも通じる自在な力、を体得する事にある。


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