2012年12月19日水曜日

沖データ不正会計処理


A氏は経営者として高い評価が固定化しており、同氏に対し疑問をぶつけることや、同氏の方針と異なる提案をすることは容易ではなく、実際、同氏の反対を排して、計画を実践するということはほとんどなかった。

組織的にOSIBの不適切な会計処理を隠蔽しようとしたことは認められないものの、当時社長であったE氏がその深い問題性を認識しながら、結果として、途中でその処理を放棄するような形になったことは極めて不適切であり、ODCもその点に対する非難を免れることはできない

最終的にそこまでA氏を不適切な会計処理に駆り立てた真の理由を明らかにすることはできなかった。

会計監査人等に会計処理の適切性について相談することなく漫然ととその報告を受け入れたのは、適切な判断とは言い難い。これは、関係者において実態を直視することにより問題が明瞭になることを避けようという考えが働いた可能性が否定できない

(当社海外連結子会社の不適切な会計処理に関する調査結果等について 平成24922日 沖電気工業㈱ 平成24911日 沖電気工業㈱外部調査委員会)

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