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2015年12月30日水曜日

岩田聡氏(前任天堂社長)

社長もやってみたら最適化問題だということがわかった。

問題の解決は自分がやるのが一番効率がよいという発想。

あらゆる行動に理由がある。

社員全員と面談する。メリットしかない。

文章とプログラムは一緒。

2015年12月28日月曜日

キアヌ・リーブス

あなたの人生の中で苦労したすべてのことのおかげで、今のあなたの存在があります。苦難の時なあなたを強くするだけなので、そんな時には感謝しましょう。

Every struggle in your life has shaped you into the person you are today. Be thankful for the hard times, they can only make you stronger. - Keanu Reaves


謙虚に生き続けましょう。

Stay humble.  - Keanu reaves


ジム・モリソン2

最も恐れているものに自分をさらせ。そうすれば恐怖はその力を失う。自由への恐怖は縮み上がり、消えふせる。君は自由になれる。

Expose yourself to your deepest fear, after that, fear has no power, and the fear of freedom shrinks, and vanishes. You are free.  - Jim Morrison



ジム・モリソン

最も重要な種類の自由とは、自分自身であることだ。あなたは自分の現実を、役割と引き換えにしている。あなたは行動するために、自分の感覚と引き換えにしている。あなたは自分の感じる能力は諦め、その代わりにマスクをつけている。個人的な、各個人レベルの革命がない限り、大規模な革命はありえない。革命は最初に、内側から始まれなくてはならない。

The most important kind of freedom is to be what your really are. You trade in your reality for a role. You trade in your sense for an act. You give up your ability to feel, and in exchange, put on a mask. There can't be any large-scale revolution until there's a personal revolution, on an individual level. It's got to happen inside first. - Iim Morrison

2015年11月6日金曜日

多様性

石橋学氏 神奈川新聞論説委員


私たちはいま、権力の暴走を目の前で見せつけられるという歴史的瞬間のただ中にある。
民主主義の要諦は多様性にある。一人一人、望むままの生き方が保障されるには、それぞれが違っていてよい、違っているからこそよいという価値観が保たれていなければならない。それにはまず自らが多様なうちの一人でいることだ。
 だから空気など読まない。忖度しない。おもねらない。孤立を恐れず、むしろ誇る。偏っているという批判に「ええ、偏っていますが、何か」と答える。そして、私が偏っていることが結果的に、あなたが誰かを偏っていると批判する権利を守ることになるんですよ、と言い添える。
 ほかの誰のものでもない自らの言葉で絶えず論を興し、そうして民主主義を体現する存在として新聞はありたい。(2015年10月16日)




2015年10月22日木曜日

大野智

大村さんの評伝『大村智 2億人を病魔から守った化学者』著者の馬場錬成氏は言う。


「大村氏には〝研究勘とでもいうべき独特の才能が若い頃からあったように思います。ご本人に聞いても『何かある』としか言わないけれど、傍から見ると人生の岐路で意外な決断を下している。ポリシーが〝人真似はしない〟であるというのもうなずけます」
山梨大から北里研究所へ移って、猛烈に研究し、米国での研究留学へと飛び立った。そして持ち前の独立心と負けん気から、独自の研究スタイルを築き上げる。研究費も含めて「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」という、通称「大村方式」がそれだ。再びご本人の弁を引こう。
「まず企業から研究資金の支援を得て、有用な化合物を見つける。そして発見した化合物の使用権を企業に渡す。企業がその化合物を実用化・販売したら、その売り上げに応じて特許料を私の研究室に入れてもらうというものです。
私はイベルメクチンで得た特許料で病院を建てました。世界中訪ねても、特許料で病院をつくった大学の先生というのは私だけかもしれません」
「週刊現代」2015年10月24日号より





2014年9月21日日曜日

新入社員採用基準

自分で物事を考える力。

現状を分析する能力(洞察力)。

多少の困難でもあきらめない継続性(忍耐力、根性)。

グーグルの採用基準

学ぶ力
臨機応変に処理する能力。バラバラの異質な情報をひとまとめにする能力。

リーダーシップ
特に創発的な統率力。他者のよりよい発想を受け入れるために身を引く謙虚な(humility)知性と主体性を併せ持つ。

2013年11月23日土曜日

遅咲き成功者の共通点

仰ぎ見る師匠がいること
怒涛の仕事量をこなす
敵との切磋、友との切磋
修養、鍛練、切磋を怠らない
飛翔する構想力を持つ

平凡の凡を重ねよ、いつかは非凡になる(元東芝社長、岩田弌夫)

2013年7月15日月曜日

敗因の3要素

敗因の3要素は、情報不足、慢心、思い込み。この3つ。林修

2013年1月27日日曜日

仕事こそ神聖なもの(オノヨーコ)

あなたの力をずっと何かに役立てる

私は、「仕事が自分の人生だ」と考え、できるだけのことをしたいという気持ちで生きてきました。しかし人は、自分が続けようと思っている仕事を途中で断念しなくてはならない時、とても苦しくなります。仕事があるから心も体も丈夫でいられるし、意に沿わない仕事をすると体に響く。それくらい人間にとっては大切で神聖なものです。

特に日本人はその感覚が強い。日本人は食事をしていても、歩いていてもどこか瞑想しているような資質があるように思いますが、働くことも、深く静かに生きることにつながっているように見えます。アメリカ人はお金を払ってメディテーション(瞑想)を習います。でも私たちには既にあった。それは、時間で労働を売るのとは違う、日常に根差したきめ細やかな仕事観ではないでしょうか。

世界では日本のことを、小さな島の国だけれど国民は頭が良く勤勉で、戦禍にあっても大災害を受けても、やがて必ず立ち上がって大きな力を取り戻す国と考えています。それは今まで一人ひとりが何かの役に立とうと努力してきたからですね。一生懸命に野菜やお米を作ってきたお百姓さんや、工夫に工夫を重ねた名もない技術者が、自分のできることを貫いてきた。

若いあなたも、ぜひ自分の力を見つめ直して欲しい。私が、「クリエーティブな視点を持て」と皆さんに提案するのは、「どんな小さなことでも自分を役立てられる仕事」をいつも探していこうと伝えたいからです。

認め合いましょう。違いを、優れている点を。

つい先日、ニューヨークタイムズ紙で面白い記事を読みました。今まで、母親と胎児の間にはとても強い力があることは知られていましたが、父親はほとんど関与していないと思われていましたね。ところが新しい研究では、父親が考えていることや、母親に話しかけたことまでが全て退治に届いているから、妊娠中の父親の存在が大事だと分かったそうです。

どちらか一方が、一つの役割をすればいいいというものではない。その証拠が出てきたということでしょう。それは仕事にも言えます。男性だけが仕事に秀でているわけではない。それどころか女性が優れた能力を発揮する場も非常に多い。何より仕事は、女性にも神聖な喜びをもたらすもので、私たち女性は働くことが大好きなのです。

だから、家事と育児に追われる主婦の立場を見て育った女性たちが結婚しなくなり、子供を産まなくなり始めましたね。まるでみんな一緒に「産まない」選択をしている「沈黙の革命」のようです。家庭での男性の大切さ、仕事での女性の大切さ。それを本気で認め合う時が来たのではありませんか。

私の夫のジョンレノンは、息子のショーンを育てたいと主夫になりました。英国の保守的な環境で成長したジョンには、葛藤のある決断だったはずです。でも、自分にできる新しい役割を見つけ出したことは、とてもクリエーティブな生き方だった。

あなたも、自分を愛して、自分らしさを信じて、小さなチャレンジから踏み出して欲しいと思います。

オノヨーコ 朝日新聞 仕事力

夢を書き出しなさい(オノヨーコ)


自分を掘り下げる
意識を忘れない

 人間は幸せになるために生まれてきます。では、その大切な一人であるあなたが求めてやまない幸せは、どんなものですか。そして選んだ生き方はその延長線上にありますか。かつて出版した『グレープフルーツ』に私はこういう言葉を記しました。

 「書き出しなさい。/あなたがしようとしていることを、ぜんぶ。/それを誰かに見せなさい。/あなたがぜんぶやり終えるまで/そのひとを眠らせなさい。/できるだけながく/時間をかけてやりなさい。」

 世の中の状況や価値観はどうであろうと、あなたが志していることを自覚する意識が大切なのですね。漏らさず書き出し、時間の制限を受けずに実現する、という生きていく指針を探して欲しい。それから、同じ本に記した、自分に気づくことを示唆する言葉。

 「出入りする小さなドアをつくりなさい。/出入りするたびに、あなたは/かがんだり、縮んだりしなければならない。/これはあなたに/あなたがどのくらいのサイズなのか/出ること、入ることとは何か、を/気づかせてくれる。」

 これらの言葉を記したのはもう半世紀も前のことです。私は30歳前後でした。すでに平穏な人生ではなく、自分の仕事の展望にもプライベートにも確かな見通しはありませんでした。現在のあなたと似ていますか? ただ一つ問いただしたのは、「自分らしいか」ということでした。どんな時でも自分らしくいることが私には一番大事でした。

 その後の人生で私は、ビートルズが解散する要因になったなどと、世界中からいわれのない非難を浴びる状況も経験し、ジョン・レノンが亡くなった後も長くつらい時間がありました。それでも、自分らしさを諦めたことはなかった。社会や周囲の要求に合わせた生き方では、どうしても心が弱くなりますが、自分らしくあり続けるその一点で強くいられたのです。

あなた自身を頼れ

 私たちが最も力を出せるのは、自分の希望で力を使っている時です。人に頼っている時には弱かったエネルギーが、自分を頼るようになると次第に強くなっていきます。私は、息子のショーンが、母である私を頼らず、自分の力で独立できるように育ててきました。母親としては寂しい思いもしますが、そうしなかったら現在の彼にはならなかった。

 昨年12月、日本での「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」に、ショーンが初めて参加すると自ら言い出したので驚きました。開始から数えて12年目に。その理由は2011・3・11の東日本大震災が強く彼のハートに響いたからだということでした。自分の年代と、その子どもたちが苦しんでいる。日本人でもある自分も、「一緒に立ち上がろう」という復興への強い情熱を伝えたいと行動したのでしょう。誰の思惑でもなく、自分の中から湧いてくるエネルギーでした。

 私たちが、自分の力を頼りに再興を考え、そのために行動する。それは国だけでなく、実は「自分を再興する」ことにもなるはずです。失望している時でさえも、チャレンジすることを書き出してごらんなさい。そう、あなたがしようとしていることを全て。そして想像してください。それが現実になっていくことを。(談)

オノヨーコ 朝日新聞 仕事力

昼休みのクリエーション(オノヨーコ)


若く苦しい時代にも
誇りを見つける

 私は、幼い頃から音楽や詩がとても好きでしたし、大学でも学びました。表現して生きる人生を当然と考えて育ってきたのです。でも真っすぐに自分の表現へたどり着いたわけではありませんでした。若い頃から、コンセプチュアルアート(概念芸術)の作品を何点か発表していましたが、それだけで食べていけるはずもない。

 長女が誕生した30歳の頃には日本に住んでいて、日本の映画を外国向けに吹き替える仕事や英語を教えたりして生活を支え、その後ニューヨークに戻ってからも、通訳や翻訳などできる仕事は何でも引き受け、幼い娘を育てながら、それでも創作への意欲は持ち続けていたのです。

 ある時期はエンパイア・ステート・ビルの中の会社でタイピストとして働いていましたが、お昼休みに仲間とランチを食べておしゃべりするようなことはありませんでした。その時間を惜しんで自分のクリエーションに集中し、隣の部屋の棚には、全て私の前衛アート作品が入っているほどだった(笑)。

 境遇は恵まれていなくても、大変な環境に置かれていても、それをクリエーティブに変えていくのは「誇り」という力です。人間は、誇りを持たなかったら駄目になる、惨めになる。でも、8時間の勤務時間のうちの昼30分間だけでも、エンパイア・ステート・ビルから、たった一人の秘書が発想するクリエーションは誇りでした。自分がやりたいことの火を消さずに実行すれば、私たちは前へ進んでいけるのですね。この世界は、そういう一人ひとりの有り様で美しくなっていくのですから。

常識というのは
誰のためにもならない

 限られた人生の中で何を選ぶか。それは、自分が面白いと思えることに尽きます。会社が有名だとか、給料が高いということであなたの心は生涯ときめいていられますか? もちろん、それが楽しくて仕方がない人はそこを突き進めばいいし、やってもやっても、エネルギーが湧いてくるかどうかが大切なのです。

 大人が、「やりたいことで食べていけるほど世の中は甘くない」と言って、一つの職業に固執し融通が利かなくなるのは、ただ臆病なだけではないでしょうか。例えば人生を大きく変えなければならない時、女性はそこへ飛び込む大胆さと順応性を持っています。大人たちは、若い人のためにも、今までの常識を押しつけるべきではないし、若い人は既存の型に自分を合わせる必要はないのです。

 社会にはかたくなな基準というものがあって、女性は優しく、男性は力強く揺るぎなくなどと言いますが、そんなふうに2等分されるほど、私たち一人ひとりは単純ではありません。気づいているのに常識に合わせて生きようとするのは、自分の生涯を大切にしていないからではないでしょうか。

 本当の基準は「自分が美しいと思った全ては美しい」ということ。根底にあるのは愛です。世界中の人が何とも思わなくても、自分は愛している。それが非常に大事であり、その基準を活(い)かして欲しいと思います。(談)

オノーヨーコ 朝日新聞 仕事力


2013年1月6日日曜日

強い思い(オノヨーコ)

私たちより少し前の人々は、家族と子供の平穏を何よりも大切にして生きてきましたね。そういう人生だって、内情は波打つこともあったでそうけど、でも穏やかな一生を守ることが生きがいだったと思います。

けれども今は、広く世の中や世界をつながり、私たちには、もっと大きく、エネルギーの必要なチャレンジが与えられている。ただただいままでのスタイルに従っていくのではなくて、自分で何が大切かを考え、クリエーティブな試みをする時代になりました。仕事は多岐にわたるようになるし、こんなことをしなくてはならないのかと困難を感じる日々もあるかもしれませんが、そうやって私たちは新しい時代の要求を大事にし、一生懸命にチャレンジする喜びをもらえているのです。

もちろんそれは、多くの人間にとっては随分難しいと思います。きっと怖いはず。でも、その怖さを乗り越えていって欲しい。そのために一番最初にするべきことは「イマジン(想像)」なのですね。本当に大事なことをする時には、まず頭で考え、それをリアルな映像にして自分で繰り返し見てください。自分のハートの深い所にある思いを現実にするために、何度でも確かめ、そしてその夢を人と分かち合うのです。

「一人で見る夢はただの夢」だけれど、「みんなで見る夢は現実になる」。私もそうやって仕事を実現してきました。

英国のリバプールにはジョン・レノンの育った家が残っていますが、彼の部屋はわずか3畳くらいで、とても狭い小さな小さな部屋です。両親と離別して伯母さんに育てられ、寂しさや悲しさを感じていた少年が、その狭い部屋で、自分がいつか音楽を通して大きなことをすると夢見ていたのは、本当にすごいことだと思います。

あなただって自分の城を4畳半かも6畳の小さな部屋かもしれません。でも自分が考えていることはいくらでも大きく広げていける。強い思いから発しているクリエーティブなことは世界中に伝わっていくものです。

現在の若い人は、例えば絵を描くなら油絵の具が必要だとか、仕事に最新の機器が欲しいとまず条件をそろえてもらおうといったことをします。でも牢獄に捕えられている囚人は、どうしても何か描きたいとなったら、鉛筆一本さえなくても自分の爪で壁を引っかいて描き始めるでしょう。それほど人間が持つコミュニケーションの欲望はすごい。だれもが人にコミュニケートして、何かしようという思いを持っているものです。

ジョージ・ハリスンが「仕事は非常に大事なもので、幸福も自分にくれる。だから神聖なものだ」と言っています。私もまさにそうだと思います。仕事の中に自分の夢を見る、その光を抱き続けてください。

(オノ・ヨーコ 2013年1月6日朝日新聞朝刊「仕事力」)




2012年12月31日月曜日

未来を予見する方法

未来を予見する最もよい方法は、自分で未来をつくってしまうことである。

(アラン・ケイ、MIT教授 パーソナルコンピュータの生みの親)


2012年12月23日日曜日

洞察する

「合理化」などの”ごまかし”を使わずに、望ましくない現実にきちんと直面し、理性で考えなさい、という、「洞察」と呼ばれる、不安、恐怖の処理の仕方だ。しかし、この「洞察」は精神分析のゴールとなっているほど、高度な理性やタフな精神力を必要とする手段でもある。

葛藤から目を背け、想像力も放棄して誰かに重要な決定を「白紙委任」してしまったり、刺激的な「二者択一の選択肢」の提示だけを要求し続けたりした結果、ナチスの虐殺や福島原発事故のような結果がもたらされた、とするのはあまりに極端な意見かもしれない。しかし、前者は歴史が証明していることであり、後者はいま実際に日本で起きている出来事なのである。

(短文形式のソーシャルメディアの情報を鵜呑みにする、誰かが名指ししてくれた「敵」を総攻撃する、意見が分かれる問題に二者択一を迫る、(自分の代わりに)すべてをはっきりさせてくれそうなリーダーを待望し、その人に白紙委任する)これらはいずれも、強い不安、葛藤を抱えた人たちが、それと向き合って洞察することをせずになんとか心の安定を保つための、いわば”苦肉の策”であることを指摘した。精神医学では、それらを「合理化」「否認」「躁的防御」「投影性同一視」「スプリッティング」などと呼ぶ。

「書き記す」
自分の感情、ときにはネガティブな感情も含めて、それを認め、受け止めながら記述し、後に振り返り、そこから現実を再構成して考える
手間もかかれば、考えるための時間も必要だ。そしてなにより、そこで生起する自分の感情と率直に向き合う若干の勇気」も必要になるだろう。
この「若干の勇気」を持てるかどうか。
それ自体はとても小さな選択だが、そのことが結果的にもたらすものはあまりに大きい。私はそう考えている。

(「独裁」入門 香山リカ著)


2012年11月28日水曜日

真剣にやる

真剣にやれば知恵が出る。
中途半端にやれば愚痴が出る。
いい加減にやればいいわけが出る。
(荻窪寿司屋「魚河岸」)

2012年11月4日日曜日

天才はきみとかけ離れた存在ではない

歴史上の圧倒的な天才に少しも嫉妬しないのは、天才は、一種の奇蹟の体現のようなものだと考えているからだ。
しかし実際には、どの天才も猛烈で地道な努力の末に作品を創作しただけなのである。そこには奇蹟じみたものはない。そのあたりまえのことをふつうの人は想像できないのだ。
(ニーチェの言葉II No.131 「人間的、あまりに人間的」 白鳥春彦編訳)

本を書くということ

何事かを教えるために一冊の本を書くのではない。読者に対して、自分のほうが上にあるということを誇示するために書くのではない。
本を書くということは、なんらかの事柄を通じて自己を克服しきったことの一種の証明である。古い自己を乗り越え、人間として新しく脱皮したことの証である。
それはしかし決して個人的な自己満足ではなく、同じ人間として自己を超克しえたという例を示すことによる、他の人々への励ましであると同時に、読者の現在の人生に対して謙虚に役に立とうとする奉仕の行いでもあるのだ。
(ニーチェの言葉II No.84 「人間的、あまりに人間的」 白鳥春彦編訳)