技法真髄 第五 手の業 その2
我が心の隙より現われし理を悟って真正面より来る敵の槍の真中心に、入身転換法の法によって無事にその囲みを破って安全地帯へ出づべし。周囲を全部敵に取り巻かれたる時も入身転換法の法によって、破れざる姿勢で敵を抑えるべし。法線を知るべし。邪道に練磨すべからず。神より頂きたる小宇宙を徒に破るべからず。
我が心の隙より現われし理を悟って真正面より来る敵の槍の真中心に、入身転換法の法によって無事にその囲みを破って安全地帯へ出づべし。周囲を全部敵に取り巻かれたる時も入身転換法の法によって、破れざる姿勢で敵を抑えるべし。法線を知るべし。邪道に練磨すべからず。神より頂きたる小宇宙を徒に破るべからず。
敵を倒すことが武術の稽古なり。この道理をよく汲み、体に画き出して稽古すべし。大勢の時は一人と思い、一人の時は大勢を思い戦うべし。一を以て万に当たる理を知り、隙を与えざる様為すべし。心身に寸隙なき大和魂の誠を作り上げ、上中下一致前後左右の敵を誠の入身転換法の合気により心より征し伏す稽古が必要である。超非常時に入り世界全部が敵となりし時、この心技が特に必要である。心許すべからず。
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