術者は心の底から相手のためを思います。軽いノリで思うのではなく、全身全霊で思うのです。そこまでの気持ちになれないと言う前に、どれほど自分が実際には傷ついているのかに気づき、相手もまた同じであることに気づけばよいのです。そうすれば、自分のトラウマを原動力として、他人のためになろうとする思いが湧いてくるのです。一心に相手の健康や幸福を願う。そして、その心になりきって施術します。すると、術者という個人の力をはるかに超えた、宇宙太極の気が働きます。(遠藤喨及「気心道」)
合気道は相手を倒すことが目的ではなく、相手の健康や幸福を願い、それを実現すること。
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