2015年7月12日日曜日

合気道と気心道

術者は心の底から相手のためを思います。軽いノリで思うのではなく、全身全霊で思うのです。そこまでの気持ちになれないと言う前に、どれほど自分が実際には傷ついているのかに気づき、相手もまた同じであることに気づけばよいのです。そうすれば、自分のトラウマを原動力として、他人のためになろうとする思いが湧いてくるのです。一心に相手の健康や幸福を願う。そして、その心になりきって施術します。すると、術者という個人の力をはるかに超えた、宇宙太極の気が働きます。(遠藤喨及「気心道」)

合気道は相手を倒すことが目的ではなく、相手の健康や幸福を願い、それを実現すること。

合気の手2

トリは、掴まれた手に対して、前後上下左右全く抵抗を与えないで、体を相手に寄せる。掴んでいる人間側(ウケ)は、掴んだ手に対して抵抗が来ないと、抵抗がないからこそ体を動かすことができなくなる。ヘビにに睨まれたカエルの状態になってしまう。

2015年7月11日土曜日

合気の手

手の指を目いっぱい伸ばす、広げることがよいと言われるが、指と指の間に水かきがあると想像し、その水かきを最大限張っている状態をイメージすると良いかもしれない。さらに、指先にカエルのように吸盤があると想像すると、指先に意識を集中させることが容易になろう。